タラコフスキー

三尺左吾平のタラコフスキーのレビュー・感想・評価

三尺左吾平(1944年製作の映画)
4.0
傑作。反チャンバラ的な、細部をあえて見せないロングショットのコマ落としで走りながら刺客を切り倒していくエノケンの殺陣の処理が心地よい。
映画史上随一といってよい桜吹雪も拝める。
笑えるような笑えないような雰囲気には、戦争末期の悲壮感がどことなく漂っている気がする。映像として残っている最後の仙台城の姿が切ない。
タラコフスキー

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