kkkのk太郎

ミッション:インポッシブル2のkkkのk太郎のネタバレレビュー・内容・結末

2.9

このレビューはネタバレを含みます

スパイアクション映画『ミッション:インポッシブル』シリーズの第2作。

殺人ウイルス「キメラ」の奪還を命じられたイーサン・ハント。新たな仲間たちと共に、再びインポッシブルなミッションに挑む…。

○キャスト
イーサン・ハント…トム・クルーズ(兼製作)。

新たなキャストとして、イーサンの上司スワンベックを演じるのは『羊たちの沈黙』『ジョー・ブラックをよろしく』の、レジェンド俳優アンソニー・ホプキンス。

音楽を担当するのは『レインマン』『グラディエーター』の、オスカー作曲家ハンス・ジマー。

前作から4年後に公開された本作。
どこかクラシックな雰囲気が漂っていた前作と比べると、一気に今風の画作りになったように感じる。

内容にもかなり変化が見られる。
サスペンス要素が強かった前作に対し、今作ではとにかくアクション!アクション!!アクション!!!の連続。
男の子が好きな要素がマシマシ。

アクションやバトル要素は増えたが、その反面ドラマ要素は随分と後退したように思う。
前作でも杜撰な展開はいくらかあったが、今回はもうその辺の整合性とかガン無視しているような気さえする。
悪役のオッさんが元恋人にアプローチを仕掛けて来なかったら、一体どうしていたつもりなんすかねIMFさん?

このシリーズの魅力はやはりトム様の活躍♪
今作でも若きトム・クルーズの魅力が十二分に描かれている。
黒髪短髪から茶髪ロン毛へと変身したトム様。うーんどんな髪型でも似合う(個人的には短髪の方が好きだけど)💕
ロッククライミング、カーアクション、ガンファイト、美女とのラブシーンまで、とことんトム・クルーズ祭りっ!
殆どトム・クルーズのプロモーションビデオですこれは💦

まぁそんなトム様推しは良いんです。この映画の観客はそれが観たいんだから。
問題は前半1時間のまだるっこさ。
最初の方こそ『ルパン三世』ばりのカーアクションやムフフな展開で楽しかったのですが、だんだんと死ぬほどどうでも良い三角関係に焦点が当てられていってしまう。
そんなんどうでも良いからトム・クルーズにアクションさせておいてくれ。
この前半部分がとにかくつまらなくて睡魔がMAXに…💤
そのせいでその後のバイオサイト製薬でのドンパチに全然集中出来なくって困った😅

というか、本作はド派手なガンアクションを売りにしているけど、別に『M:I』シリーズに求めているものはそれじゃ無かったりする。
もっとスパイならではの秘密道具とか心理戦とか騙し合いとか、そういうのを見せてほしかった。
そりゃガンアクションやカーチェイスも見応えはあるけどさ。それでドラマ性が薄くなったら本末転倒だよね。

画面は前作に比べるとぐんと今風になっている。
が、ところどころの演出が結構ダサい。
スローモーションが多用されるところとか、心理描写として波のカットバックが挿入されるところとか…。
巌流島の戦いみたいなクライマックス戦もなんかダサい。
当時はこれで良かったのかな?

シリーズ2作目にして、すでにやることなくなったんじゃないかと思わずにはいられないほどの盛り上がらなさ。
昔鑑賞した筈なのに1mmも内容を覚えていなかったのも、この内容じゃ宜なるかな。
印象的なシーンはあるものの、全体的に退屈な一作でした🥱

あ、そういえばトム・クルーズ十八番のはにかみスマイルがネタ的に扱われていたのには笑っちゃいました🤣
『トップガン マーヴェリック』でもネタにしてたし、本人ももはやギャグとしてやっているのかも〜笑
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