「ミッション・インポッシブル」シリーズの中では異色作。
IMFが解体の危機に遭わない意味でも、これといったガジェットがない意味でも、ロケーションがほぼオーストラリアという意味でも、アクションの方向性が格闘シーンに偏っている意味でも。
ジョン・ウーだから、バイクシーンや格闘の見せ方はスローモーション多用して文句無しに決まっている。これはこれで面白い。
けど後半からチームプレイはあまり関係なくなる。
本作で出てくる「キメラ」は女性や恋愛のメタファーもあると後で知って、ウイルスとヒロインが一体化した件はちゃんと意味があったんだと思った(それを巡る男たちの奪い合い)。
けど、今振り返ってみるとミッション:インポッシブル感があまりしない。
っていうかジョン・ウーの過去作「フェイス・オフ」を引きずってないかと。
格闘シーンでもトム・クルーズらしいハラハラする裏話は知っているけど、地味かな。