糸くず

ミッション:インポッシブル2の糸くずのレビュー・感想・評価

3.1
スパイに全く興味のないデ・パルマのやりたい放題おふざけ映画だった一作目に引き続き、今作もまたスパイに特に興味のないジョン・ウーが己の美学溢れるアクションをてんこ盛りにしてお届けするやりたい放題映画である。

スローモーションや二丁拳銃、そして終盤のカンフーバトルなど全てが様式美であることは百も承知なのだけども、鳩とバイクのあまりにも唐突な登場のしかたにはさすがに突っ込まずにはいられなかった。

あと、『ローグ・ネイション』のレベッカ・ファーガソンを見てしまったあとでは、今作の手垢のつきまくったメロドラマ的展開と「添え物」でしかないタンディ・ニュートン演じるヒロインの描写はかなり辛い。やはり、15年という時間の差は大きい。
糸くず

糸くず