よしくん

ルディ/涙のウイニング・ランのよしくんのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

編入試験になんとか合格したいルディは祈る。そこに神父が来ていう。「祈りに対する神の答えを求めてはいけない。」そして「私は35年神学を学んでいるが二つの真理しか見出せていない。神の存在と自分の無力さだ」と。

ルディもこの2つを嫌というほど感じただろう。でも、神が放っておけない努力で、無力さを感じる中でも一筋の光明が何度もさす。それが、聖十字カレッジに入れた事、そこで最後のチャンスでノートルダムに編入ができ、さらにアメフト部のトライアウトで体格もないのに熱意で拾われ、卒業を控えた四年生の最後の公式戦前もメンバーに選ばれず一度は心が折れるが、そこで、先輩にここでやめたら後悔すると諭され再び戻る。そしてチームメイトのコーチへの懇願で、メンバーにしてもらい、されにその試合の最後の最後のわずか十数秒、ルディコールが起こる中で、ほんとうに夢の舞台に立つ。勝利の退場は肩車されてで、こんな選手は今に至っていないという。

嫌というほど無力を感じたひとりの青年の、神がいると感じさせる実話は感動的だ。
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