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ルディ/涙のウイニング・ランのdavidのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

あの彼(知らない人は知らない)が出ているだけでも見る価値あり。

主人公として爽やかで一生懸命なところが胸にぐっときて、何というか忘れてしまっている自分らの大事なものを思い出させてくれる。

ストーリーは切ない友情の物語がすべてのきっかけになるんですよね・・・・大切なのはルディが高校卒業後、一旦進学を諦めた事。ここをしっかり見ないと彼の熱意の意味がわからないはず。冷めてしまうのはここを見逃してるからで。

恋愛にも言えることだけど「押しの一手」「なにくそ」
「そうだこれだ頭使え」
「祈り~日本なら神頼み?」

人ならだれでも経験してるはず。だから共感しまくりなのだ。

そしてあの彼女すごく印象に残った。ずっと見ていたいくらい印象残った。できれば彼女のことを最終的側面でも描き切ったら、定番ながらアメリカ映画の良さも出たかな。

そしてあの監督執務室に選手の学生集まって皆が同じことを話しに来る・・・最高の場面。

主人公はもちろん父さん役と親友役も最高だった!あの二人大好きだ。そして兄ちゃんも 本当はいいやつ。

後半のスペクタクル。あの引き付ける力はどこから来るんだろう?ゲームの場面だから当然といえば当然だけど、レギュラーメンバーが「粋」すぎてほれぼれする。

コーチよりサポートのコーチ達がとっても好きになれた。

とにかくいい配役があり 人間の賛歌になっていることがこんな世知辛い今の世の中にあって涙や感動を提供してくれるのではないかな・・・。人は互いに影響を与え与えられ成長するというメッセージ。

今元気ない人
悔しい思いしている人
裏切られた人
神様なんていないとやっぱり感じてしまう方

終章
エピローグのテロップ見て元気出して!彼の情熱が飛び火したという事だ。

希望はある 生きる価値はある 進むっきゃないってば


フィールド整備の彼はこの映画のキーマンです。絶対に、彼のセリフを聞き逃さないで・・・あの屈辱にまみれた彼もルディの「うましか」加減にあきれて?応援するようになる。

熱いものにふれたら人は熱くなる。炭火に強い息を吹きかけると赤くなって炎も舞い上がる。氷に浸かってたら、しびれて何も感じなくなる。感動さえしない・・・

スポーツチームの編成やチーム員の関係を「システムで考えるから」そうなる。冷めてしまうのはそれ。

映画が言いたいのは「コミュニケーション能力」がどれだけ人生に影響するかという事。

人との関係を、ルディのように生まれ持つ自然体であれ、戦略的な成功法則の狙いであれ厚く築くことが結局は自分の成功につながるという事。

清廉潔白だけが人間ですか?処世術も大切な考え方の一つでは?人間ってそういう生き物だと思う。自分に厳しいから他のことも冷めて見てしまうのでは?
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