青春スポーツ映画の名作。
アメリカンフットボール大好き青年の物語です。
主人公ルディは、すごい成績を残したわけではない。
公式戦では30秒ぐらい出場し、タックルを1度決めただけ。
でも、ルディは大事を成し遂げた。
愚直だけど真摯な気持ちに心を動かされない者はいない。
アメリカ人て、実力主義で、ルディのような人物は全然認められないと思ってました。
ルディは、幼少期から小柄。
とりたてて才能もない。
はっきり言って、アメリカンフットボールに向いてない。
学力も低くて、志望していたノートルダム大学に入れなかった。
高卒後は、父の経営する工場で働いていた。
ところが、幼なじみの死に接し、20歳過ぎてから、一念発起。
ノートルダム大学への編入とアメフト部入部を目指す。
でも、誰がどう見ても無理。
人には適性がある、
ノートルダム大アメフト部への執着はもはや狂気、
目的を手段にしちゃいけない、
その熱意とエネルギーを他に振り向けてみれば良い、
アメフトは趣味でいいじゃん。
ルディをみたら、みなそうアドバイスするでしょう。
将棋やっているから藤井聡太はすごいと思う思う。
藤井聡太にラグビーは勧めない。
ところが、ルディは挫折を繰り返しながらも、少しずつ壁を乗り越えていく。
憧れのアメフト部に入部できた。
嘲られながら、練習相手として、レギュラーのために何度も立ち上がってタックルを受け続ける。
ルディを煙たがっていたチームメイトも、根性は認めざるをえない。
(タックルを受けてみて、こいつなかなかやるってチームメイトに思わせられるところが、身体接触系のスポーツの良いところ)
(さすがのルディも弱気になる時もあるけれど、グランキーパーから励まされるシーンが好き)
仲間の嘆願もあって、最後の公式戦に、ルディはひとまずフィールドには立っていた。
とはいえ、当然補欠の補欠。
試合終了の時間が迫るなか、チームメイトらから「ルディを試合に出してやってくれ」と、コーチに声がかかる。
クライマックス、観客からも「ルディ!ルディ!ルディ!」と歓声があがり、広がっていく。
実話に基づく物語。