富樫鉄火

脅迫(おどし)の富樫鉄火のレビュー・感想・評価

脅迫(おどし)(1966年製作の映画)
3.5
20200909/新文芸坐サスペンス大会
以前観たときに、気づかなかったこと。
【1】現金奪取の日が土曜日ということは、あの結婚披露宴は、平日・金曜日の真昼間に開催されたのか?
【2】結婚披露宴に家族3人で出ていたが、その間、赤ん坊は、どこでどうしていたのか? …いや、あれが誘拐した医者の孫なのか。ちょっと混乱する。
【3】現金奪取に失敗し、京王デパート(新宿)を出たら、外は銀座になっていたような流れだが、端折りすぎではないか。
……こんなことに2回目の鑑賞で初めて気づくほど、最初に観たときは、あっけにとられていたということか。
それと、この映画、キャストとといい、設定といい、どう見ても、この2年前、今村昌平の『赤い殺意』がヒントだとしか思えないのだが。
細部はいろいろあるが、とにかく面白い映画。
富樫鉄火

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