青二歳

昆虫物語 みつばちハッチ 〜勇気のメロディ〜の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

3.1

このレビューはネタバレを含みます

“みなしご”って差別用語なの???タイトルが“みつばち”に変更されたのは何故かと調べたら…身内を喪った子供だから“身なし”…天涯孤独という訳でなく片親を亡くしただけでも使われていた訳で…差別用語って一体なんだ…(子供の頃は天涯孤独だと勘違いしていたけど差別とかじゃないだろ)
ベテラン声優とタレント声優のアンバランスさが痛々しい…これも劇場版ならではでしょうか。

蝉のミンミンが切なすぎる「わしブサイクだし…」ってもう泣ける。基本的に捕食者を"悪者"に仕立てる動物の擬人化は自然の摂理を人間の近代の価値観で切り取るので嫌い。でもスズメバチの凶悪さは現実世界でもその通りなのでラストの展開はそこまでムリは無かった。スズメバチに数で対抗するニホンミツバチも本当だし、“共生できない”種が描かれる点が動物の擬人化アニメの中ではとても面白いと思います。
毒グモのくだりは肉食否定みたいでややイラっとしたけど、毒グモがその後もてんとう虫やら毛虫やらと共にコミュニティに存在しているのがとても良かった。

ミツバチの王子様ってどういうことなんだかよく分からないけど、そういえばハッチは王子様でしたね。
青二歳

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