古い時代劇のフイルム
誘拐犯を追いかける探偵
こちらが夢なのか
それとも向こうが夢なのか
不確かな世界は
ゆっくりと混ざり始める
時代のせいかもしれないし
予算のせいかもしれない
モノクロの映像と
音の少ない静かさ
役者の狙った演技
一見すると安っぽく見える
でも
気がつけば
完全に作品に取り込まれている
ピアノの旋律と
ロマンティックさに
ハラハラと流れる涙
クラウドファウンディングにより
待望の復活を遂げた映画のようで
確かに
こんな素敵な夢ならば
また見たくなる気持ち
すごくわかります
佐野史郎さん
今も昔もあなたの個性は輝いていますね