1941年 アメリカ作品
ヒッチコック23/53
私にとっては、この作品みたいな作品こそがヒッチコックの正統派サスペンスだと思っている。好きな作品の一つだ。
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一目惚れでプレイボーイのジョン(ゲーリー・グラント)と結婚した富豪の令嬢リナ(ジョーン・フォンテーン)だったが、結婚後にジョンが一文無しの男だと知り、驚く。
ジョンは、挙げ句の果てに勤め先から2000ポンドも着服していた。
不審な行動を繰り返すジョンに対し、リナは次第に恐れを抱くようになる。
そしてついに不動産会社を一緒に立ち上げようとしていた夫の親友がパリで何者かに殺される事件が起きる。
果たして、ジョンは殺人者なのか?
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怪しい夫役のケイリー・グラントは、この演技の延長線上に「シャレード」が待っているのは間違いない。イケメンで清潔感が溢れているが、どうも眉唾物の男のイメージをこれだけ上手く演じられるのは彼しかいない。シャレードを含めてハマり役だ。
ジョーン・フォンテーンは、役所に共通点があるレベッカに引き続き、夫に不信感を持つ裕福な夫人を好演し、アカデミー賞主演女優賞を受賞している。
2023.04.20視聴173