ゴン吉

ウエスタンのゴン吉のレビュー・感想・評価

ウエスタン(1968年製作の映画)
4.5
鉄道建設が進む田舎町を舞台にしたガンマンの活躍を描いたハリウッド西部劇。

セルジオ・レオーネ監督がメガホンを取り、エンニオ・モリコーネが音楽を担当、チャールズ・ブロンソンが主演、ヘンリー・フォンダやジェイソン・ロバーズらが共演、クラウディア・カルディナーレがヒロインを演じる。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト」を日本公開に合わせて短縮カット編集した作品。

大陸横断鉄道を建設中のオハイオ。
ジル(クラウディア・カルディナーレ)は、1か月前にニューオリンズで結婚し、夫の待つ新居を訪ねてきた。
途中で立ち寄った酒場で、ハーモニカのガンマン(チャールズ・ブロンソン)や5000ドルの賞金首シャイアン(ジェイソン・ロバーズ)と居合わせる。
その後、ジルが夫の家に到着してみると一家は皆殺しにされ、葬式の最中であった。
鉄道会社のモートンが、土地を入手するために雇ったならず者フランク(ヘンリー・フォンダ)の仕業だった。
ジルを中心に男たちの運命が交差する。
果たしてハーモニカの男の正体は? 

オープニング早々、チャールズ・ブロンソンが駅に降り立つ緊迫したシーンで始まり、作品に引き込まれる。
チャールズ・ブロンソンが渋く、ジェイソン・ロバーズが相棒を好演している。
「コーヒーは?」(日テレ版・BS12版)
「コーヒーは涌いているか?」(テレ東版)
クライマックスの決斗シーンが最大の見どころで、それまで伏せられていたハーモニカの意味が明らかになる。
切ないハーモニカの音色と愉快な音楽を上手く使い分けるなどエンニオ・モリコーネの音楽が素晴らしく、ハエや汽車、風車、セミの鳴き声、銃砲などの様々な効果音も秀逸です。
映像も見事で、構図も凝っています。
様々な悲劇が繰り返されるが、ラストは希望を垣間見ることができる名作です。 
「ここはいい町になる」(日テレ版・BS12版)

2023.6 BS12で鑑賞(西部劇特盛祭り・字幕)
2023.1 BS日テレで鑑賞(日曜ロードショー・字幕)
2020.12 BSテレ東で鑑賞(吹替)
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