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ウエスタンのぉゅのレビュー・感想・評価

ウエスタン(1968年製作の映画)
3.9
2023年 鑑賞 23-19-02
BS日テレ 日曜ロードショー にて
「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」「続・夕陽のガンマン」の「ドル箱三部作」等のセルジオ・レオーネ監督・脚本による、大陸横断鉄道が敷設され、銃とロマンの西部開拓時代が終焉を迎えようとしていた時代を舞台に、相続した土地の利権をめぐってフランク(ヘンリー・フォンダさん)やハーモニカ(チャールズ・ブロンソンさん)、シャイアン(ジェイソン・ロバーズさん)ら男たちの争いや巻き込まれるジル(クラウディア・カルディナーレさん)の運命を壮大なスケールで描いた西部劇作品。この作品は、1969年に「ウエスタン」の邦題でオリジナルより約20分以上短い141分版で、165分のオリジナル版の「ワンス・アポン・タイム・イン・ウエスタン」も公開されている。また「夕陽のギャングたち」「ワンス・アポン・タイム・イン・アメリカ」と合わせ「ワンス・アポン・ア・タイム三部作」と呼ばれることもある。

ー 開拓時代の始まりの西部劇のショートver. ー
今日からもう2月...1月は思いの外全然映画を観られずフラストレーションと煙草の本数が増えましたが、ここからいっぱい作品溜まっているので、着実に鑑賞していきたいです。

かなり静かな冒頭シーン、野蛮そうな男たちと登場人物紹介のテロップと蒸気機関車とハーモニカと...

銃声と開拓者のブレット・マクベイン(フランク・ウルフさん)一家が殺され... 、汽笛とブレットの妻ジル、山賊のシャイアンの登場、「抜けっ さっさと抜けっ!」、手錠の鎖が切れ... 、シャイアンの「変な音を出すなよ」とハーモニカの「これか?」のやりとりが痺れる!、ジルの悲しい再会と偽の証拠、ハーモニカの拷問「俺は怒ってる」、あの一家虐殺はシャイアン一味にやられた?、シャイアンは濡れ衣を着せられた言う、フランクと鉄道王モートン(ガブリエル・フェルゼッティさん)のビジネスの話、ハーモニカとジルが合流し...

機関車の上で虎視眈々とチャンスを待つハーモニカと彼の影で上誰かいると分かっているフランク(なんかこのシーンに見覚えが... 何かでこのシーン観た?別作品か?)、走り出した機関車と黒い煙&汽笛、、フランクの奇襲「終点だ」、フランクの正確な射撃と機関車の下部のシャイアン、シャイアンめっちゃカッコいい!、ブーツの仕込み銃、万事休すのモートン... 「見つけやすいブタ野郎だ 今殺さなくてもいつでもやれる 線路をたどればいい」

“もう1人のブタ野郎を追おう”
フランクとモートンの内部分裂?、駅と書く看板?土に埋まった線路?ここは駅だった!町だった!、土地の競売では5000ドルの値がついたが...

“無力な寡婦を守る柄じゃないわ でも私 無力な寡婦じゃないわね”
フランクの襲来とジルの「熱いお風呂に入ってくる」、ビジネスマン気取り?モートンの影響?、すぐにおっぱじめないこの焦らしがいい!馬車が通り過ぎると... いやいや何もない、馬が駆ける足音が聞こえる... ただの通りすがり、ついでにバスルームの扉を蹴り開けてもハーモニカは見向きもしない、看板の穴から... 、「今だ!」、ドンパチと静寂のハラハラ感は西部劇ならでは!一方機関車の前には...

ハーモニカとフランク、ジルとシャイアンの会話ややり取りに燃えた(/萌えた)!、度々登場したハーモニカの靄のかかった回想の人物は... そしてその時のトラウマシーンが... 、そして始まる早撃ちという名のクライマックスバトル!、「お前... 誰だ」とハーモニカのとった行動でテンション上昇!、ジルの喜びとシャイアンの警告、ジルの表情と...

早撃ちの勝負は一瞬!だからあの静寂の間が必須!無駄な台詞も音楽も要らない!必要最低限でいいっ!これぞ西部劇だと!これぞセルジオ・レオーネ監督のマカロニ・ウエスタンだと再認識!大人になってから行く若い頃に死ぬほど食べた実家の近くのもう閉店したお店の味に似ている!それを見つけた喜びを感じた瞬間だっ!そしてラストの展開もいいっ!西部劇は基本●●●ー●●●にはならないが、ああいう終わらせ方だからこそ堪らないよね!

「あせるな物事はせいちゃいけない 商談はじっくりやるものだ モートンの教育不足か」

「ビジネスマンにはなれんな」「ただの男だ」「古い男だ」

「わかってないな ああいう性格の男は死神と親しい」

「ここはいい町になる ...いつかな」
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