ゾロ

ウエスタンのゾロのレビュー・感想・評価

ウエスタン(1968年製作の映画)
3.5
BS自動録画分鑑賞

再見
面白さが解る歳になりました!!

ファスト文化や説明過多な時代だから沁みる
なんと、贅沢なオープニング!

事前情報を入れずに観始めたから
んっ?主役は誰だ?から始まる
じっくり引き込まれ…

馬が一頭足りないな…
いや、2頭多い

もう、世界観がたまらない!!
渋い!渋すぎる!!

良いところだらけなので…
○西部の緊張感が堪らない
 虫や鳥の音が止むと、緊張が走る
 銃声や馬のいな泣きは、音声だけ
 顔のアップ、光と影、目だけ見える灯り
 銃に手をかける緊張感
○あゝ無情
 女、子供関係無いね!
○婦人が駅に到着したシーンは満載
 時計の針で時間経過を一瞬に演出
 窓からズームアウトするカメラワークは
 観客も初めての駅に到着した視覚を味わえる
 町は埃が立ち賑わっているけど、BGMは
 寂しげで、夫人の気持ちが伝わる
○BGMが絶妙
 彼等の心情を感じれたり
 高揚させられたら、一時停止による煽り
○静と動/緩急
 仕留める時は一瞬で、それまでの会話や
 動き、回想による緊張感が堪らない
○相関図がわからない感覚
 正に、西部に迷い込み、利害関係が
 わからない不安も味わえる
○決闘
 やっと解る因縁
 野次馬根性は無し、西部の男と女
 カメラアングルからも緊張感を煽る
○ラスト
 線路が敷き設されていない方向に行く
 ハーモニカに未来を想像させられる
ゾロ

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