実話ベースなのかーと主人公に感心しきりな話ではあるのだが、いつものやつ的に小綺麗にまとまったそれなりの作品という感じであんまり響いてはこなかった。主人公一人に焦点を絞り切ってるような感じで、主人公以外が薄い印象になってたせいかもしれない。サンドラ・ブロックの顔が私は何となく怖くて無駄にハラハラしてしまうのも入り込めなかった一因かも。マイケル・ジャクソンに似てるせいだろうか。
あんまり衒いがないといえばないような気もするので悪くはないんだけど、既製品の額縁に無難に収めただけという感じでこれといった個性も熱量もない薄味な作品という印象。主人公本人の人間性とかエネルギーとか凄いなーとは思うので、作品としては敢えて薄味に仕上げることで素材そのものの良さを感じさせようとしたということかもしれない。
最初から一片の曇りもなく心底信用しきっていた訳ではないことを見せて美談にしきらないようにしたところはよかったように思う。
確かレンタルBDに映像特典があり、本人が出てた記憶。興味深かった。
