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バルジ大作戦のmendeのレビュー・感想・評価

バルジ大作戦(1965年製作の映画)
3.0
ヘンリー・フォンダの元警官の大佐とか、ロバート・ショウのエリートナチス将校とか、人物像が面白い。と思っていたらかなりフィクションらしい。バルジの戦いという戦闘があったのは事実でも、登場人物の名前やプロフィール、作戦や戦闘の内容は映画とは異なるそう。そのせいか、終盤の展開はかなりドラマチックになっている。

面白いのは、ちょいちょい戦車目線、列車目線のシーンがあること。自分が列車に乗っていたり、戦車を操縦してるような感じになる。特に最後はすごい数の戦車が登場。まるで包装紙のエンドレス柄のように、終わりなく続く戦車。よく見ると戦車にも違いがあって、詳しい人が見ると楽しいかも。なんとなく映画製作者のメカニックに対する愛を感じる映画だった。

こういう第二次大戦を舞台にした映画だと、気になる言語問題。今回はナチスドイツ軍内のあいさつや呼びかけなどはドイツ語だったが、ドイツ人同士でも会話を始めると英語にスイッチ。俳優によってドイツなまりっぽい英語やイギリス英語的な固い英語もあったが、少なくともロバート・ショウは普通にアメリカ英語だったように聞こえた。
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