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バルジ大作戦のmikoyan358のレビュー・感想・評価

バルジ大作戦(1965年製作の映画)
3.5
ベルギー・ルクセンブルク旅行の予習鑑賞分。バルジの戦いの真っ只中を今日車で駆け抜けてきたが、どこも美しい森に囲まれた田舎の原風景のような場所ばかりで、ここを劇中のように戦車が行き交い、ドイツ軍と連合軍とのギリギリの駆け引きがあったという事がにわかには信じ難い。撮影されたのが全然違う国(スペイン)らしくて、改めて現地と比べるとこのアルデンヌの森の雰囲気とは似ても似つかなかったところがちょっと残念ではあったが、でも実際に走りながら「この距離を戦車が一気に行ったのか」や「ここの趨勢が後の世界を決定づけたのか~」と体感するにあたっては絶好の予習となった。

2015/11/28鑑賞(鑑賞メーターより転載)
第二次大戦末期、大戦の終結を決定づけた瀕死のドイツ軍の最後の抵抗「ラインの守り作戦」を描いた戦争スペクタクル。調べてみるとかなり史実に忠実に描かれていて、ドイツ軍の欺瞞作戦や米軍の兵糧(ガソリン)攻めなど流れが非常にわかりやすい。加えて特に最後のを中心とした戦車部隊同士のぶつかり合いなど、CGに頼らないガチにリアルな戦闘シーンは非常に迫力がある。両軍に名優勢揃いのキャストも楽しいが、個人的にはドイツ軍のニヒルなヘスラー大佐を演じたロバート・ショウのハマリ具合がツボだった。スティングと並ぶ彼の代表作。
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