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木を植えた男
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『木を植えた男』に投稿された感想・評価

RAY

RAYの感想・評価

4.0
最近、多くの方が『ダム・キーパー』をご覧になってレビューを書いて下さっていました。
僕も多くの方のレビューを読ませて頂いて、自分でも鑑賞したひとりです。
『ダム・キーパー』に関しては、まだレビューを書いていないのですが、『ダム・キーパー』について知ろうとする中で、この作品に巡り会う機会があったので、先にご紹介したいと思います。

巡り会う機会と言うのは、『ダム・キーパー』の監督である堤大介さんとロバート・コンドウさんへのインタビュー記事を読んだことでした。
僕は日頃、『ほぼ日』こと『ほぼ日刊イトイ新聞』を読んでいるのですが、その中にあったものです。
その中で、堤監督が「あの作品を観れば短編の可能性を感じてもらえると思うし、短編か長編かなんて関係なく、きっと、心に残る作品になると思いますので」と話されています。
この記事を読んだ時、この作品を観た上で、『ダム・キーパー』を再度観れば、さらに感じることがあるかもしれない。そう考えたので、この作品のレビューを先に書くことにしました。


この作品は、1953年に発表された、フランスの作家ジャン・ジオノの短編小説『木を植えた男』を原作として、1987年にカナダのアニメーション作家であるフレデリック・バックが制作したものです。

内容に関しては、是非映画をご覧になって頂きたいのですが、この作品を観て思うことは、“他人の努力によってもたらされた幸福に、僕等はしばしば気付かないことがある”と言うことです。
僕が無知なだけなのかもしれないけれど、むしろ、世の中はそんなことの方が多いのかもしれないと思います。
たとえば、“平和な”日常のウラで起こっていることも知らなければ、そのことに対して、誰がどんな努力をしているのかも知らない。
もっと身近なことで言えば、小さな頃に与えられた様々なモノや環境の為に、両親がどんな想いを持って努力をしているのかなんて想像もしませんでした。
他にも、お仕事ひとつとってみても、ある人の仕事を超えたちょっとした気遣いが、お客さんにとっての“便利”になってることだとかも。


僕はこの作品を観て、少しだけ優しくなれた気がしました。
生きていることに感謝をしようと思いました。
見返りを求めない愛の美しさが少しだけ分かった様な気もしました。
この作品の“可能性”と言うのは、たった30分の短い時間の中でも、ものの見方を変えてしまうような気付きが多く与えられることなのではないかと思います。
流れる様な映像と、深みのある色。
“語り”の中から得られるメッセージに、その画が深みを与えることで、より深く何かを感じることが出来ます。

余談ですが、“3.11”の際、ロックバンド“MONKEY MAJIK”が『木を植えた男』と言うタイトルの楽曲を発表したそうです。
これはもちろん、この作品が由来の作品なのですが、そんな風にこの作品が色々なところに影響を与えていることが分かります。


この映画には、人間の“間違い”も描かれています。
人は間違うものだけど、気付かないところにきっと光はある。
いつか、本当に深い愛を持てる人間になれたら良いと思う。


観て良かった。




付け加え
原作が著作権を放棄していることもあってか、YouTubeでこの作品を鑑賞することが出来ました。
ただ、音声は英語で日本語訳も直訳に近いかたちでなされているので、ある程度自分で考えながら観る必要があります(画像も随分荒い)。
あらすじに関しては、たとえばWikipedia等でもある程度確認出来るので、それと合わせて観てもらうと理解しやすいかもしれません。
ちろる

ちろるの感想・評価

4.3
美しい1人の男の一生。
この絵本バージョンが大好きで、大好きで完結し待っていたけど、ムービーはまた違う味わい。
語り部の「私」の声を先日亡くなったクリストファー・プラマーが演じていてるのだけど、エルゼアール・ブフィエのラストの顔が偶然だけど少し彼と似ていて無性に泣けた。

絵本では詩的で静謐な世界観が広がるけれど、この映像バージョンにはエネルギッシュさもある。
「私」がエルゼアール・ブフィエの住む荒地に辿り着き、彼にどうしようもなく魅了されていったのはなぜか?

争うばかりの愚かな人間とは対極に生きるエルゼアールの神々しいまでの存在感が、彼を語るその言葉からも、フレデリックのアニメーションからも溢れてきて、観てるだけで心が浄化したような、そんな気がした。
木を植えた男


授業で観たんですけど、眠すぎて内容ほぼ理解出来てないです笑

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