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ワン・デイ 23年のラブストーリーのmofaのネタバレレビュー・内容・結末

2.0

このレビューはネタバレを含みます

【父の妻への愛の方が深い】

「今日は厄日よ」の台詞と、始めの自転車のシーン。
もう悪い予感しかしなかった。
エマを事故らせる意味が分からない。
エマを失って、呑んで喧嘩して、元嫁に嘆くとか、デクスターって、ほんと、つくづく、しょーもない男やなって思う。イアンが、エマを幸せにしてくれてってあるけど、絶対、ジャズの人とくっついた方が幸せだった。

とにかく、デクスターがはじめから最後まで改心しないダメンズで、そんなダメンズに弱い真面目で不幸な女性。
こんな救いのない話から、何の幸せを見つけろというのか。

親友親友と言いながら、デクスターのあのイヤラシイ目つきとか。
なにが親友やねん!
最後のシーンも、親友でいよう!と誓った翌日には、もう誘ってるし。
たまたま母親がいただけで、関係にならなかったけど。
この2人は、デクスターのタイミングが合わなかっただけで、親友でもなんでもなく、ダメンズにズルズルと恋心を抱く見る目なし子の不幸な話に他ならない。


良かったのは、エルヴィス・コステロの主題歌のみ️
エルヴィス・コステロの歌声は、もう、なんて素敵なのでしょう。
この時期に聴くのが、おススメ。
.
あ、でも、デクスターのお父さんの最後の一言は、ジーンときたね。
「エマがいるような生活をしてみないか。出来るさ。私は10年もそうやってきた」亡くなった奥さんを思い続ける心情が伝わった良いシーンだった。
両親のが、ええ話になったんじゃないか。
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