ラブストーリーという括りで観始めると終始不穏な雰囲気が流れ続けて戸惑うかもしれない。
ある意味人間らしい血の通った恋愛模様のようにも感じるがどことなく説教臭い感じも否めない。僕はそこが苦手でどうしてもこの映画への印象は「人生の教訓を教えてくれる嫌なタイプの先生」という感じである。
全体のテンポは良いし、キャストも素晴らしい。同じ一日の切り抜きで生じる話の置いてけぼり感もあまりなく、十分ストーリの端々から全容を理解できる作りになっている。
となってくるとやはりストーリーが個人的にはハマらなかった。
ここは好き好きなのでヒューマンドラマとして観ると面白かったりするかもしれない。