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二人の恋人のseapony3000のレビュー・感想・評価

二人の恋人(1969年製作の映画)
5.0
気持ち悪くてほんと変な映画〜〜〜最高!カメラ目線の8ミリの映像でビシッと加山雄三のクレジットから、リビングへ。第二のワコ氏とまた海岸で同シチュエーションが繰り返されたり、婆やの賀原夏子は2度泣いてるし、中華料理屋の鏡使いとかもいいけれど、先ずは高峰三枝子のトゲ刺さった指の血を吸う加山雄三、無責任なスタンスで他人の恋愛を観察しながら、もしやふたりなにかあるんですかと最後まで不安にさせる池内淳子と中村伸郎の関係…あ〜不健全でゾワゾワする。来なきゃいいのにヤングチームにくっついてぎこちない振る舞いのイケてそうでイケてないドン臭い否・若大将。でもいつものダイコン加山雄三がまた感情がまったくみえてこなくてワクワクするし、ワコ氏は常に噴水の前で誰かになにかを告白している。そんななかひとり輝く長英の魅力。大人が行くバーのママはサラッと春川ますみ。家に帰りたくない加山雄三が行きつけの京塚昌子の居酒屋行きたい。お相撲さんも常連だし。で、京塚昌子の娘、いきなり妖しいワンレンの着物美女・稲野和子とクラブからワンナイト連れ込みホテルへ。久しぶりにスッキリしすぎでぐっすりすやすや加山雄三、あまりにもなハッピーエンドもちょっと薄っすら怖くなってしまう。好きです。池内淳子の真っ赤な部屋のドアからお洒落。あの赤いシュガーポットも欲しい。あと、お見合い写真で出てきた内藤洋子、登場しなくてほんとよかった。
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