このレビューはネタバレを含みます
"回転"('61)がレンタル流通から外れ、何故こっちの"回転"前日譚は取扱あるんだ。ヴィクトリア朝の空気のもと明確な言葉では決して表現されることなく、暗示にとどまった先任の家庭教師と下男の関係。これをおっぱい全開で映画化しちゃった世紀の蛇足。ラズベリー賞あれば全部門制覇間違いなし。美しい兄妹は彼らの"おぞましい"営為を見ていたのか?
でもこれ結構おもしろいんです…(・_・;あれれ…
いや蛇足に他ならないんだけど"回転"を読むなり観るなりしたらみんなこういう下衆な想像しちゃう訳ですよ。それを素直に映画化しちゃったんです。
彼らのおぞましい関係とは何か、彼らはなぜ死んだのか、そして兄妹が彼らの死をどう受け止めているのか…蛇足だけど一本くらいこういう映画が作られるのも仕方ない。だって本家が見事なんだもん。ちなみにおっぱいキレイでした…肉々しくて素敵。
ひとつだけ譲れない文句はあります。マイルスとフローラの年齢が上がりすぎ(子役の)。内容的に仕方ないのは分かるけど、あの幼さが重要ファクターなのに!育ちすぎだってば!
あゝもうなぜ"回転"のレンタルがない…そっち見なくちゃコレただの70年代文芸エロチカになっちゃうじゃないか!