mitakosama

めくらのお市 地獄肌のmitakosamaのレビュー・感想・評価

めくらのお市 地獄肌(1969年製作の映画)
3.4
めくらのお市、2作目。今作はお市が更に女の部分が色濃く出る。

なんと今作でお市さんの職業が判明。なんと賞金稼ぎ!あん摩でも瞽女でもない…。
更に商売敵となる黒髪のお炎が登場!松岡きっこが、女の髪の毛で編んだムチで攻撃するキャラだ。
女賞金稼ぎが二人も登場する奇跡。しかもお市は勝負に勝つが毒蛇攻撃でやられてしまう。

農民に助けられて、その農民とお市はシリーズ屈指のめちゃくちゃ良い関係になる。
農村の隠し米をヤクザが略奪するが、モノだけに訴え出ることも出来ず。

そして農村には味方として剣豪の浪人がいる。コレが近衛十四郎!座頭市血煙り街道の2年遅れての登場だな。
また、お炎の部下に唐人の剣客も居る。これは新座頭市 破れ!唐人剣よりも逆に2年早い!

お市のロマンスも切ないし、ラストのブチギレモードのチャンバラもエキサイティングだ。

序盤に家出していた娘に慕われていたが、それが何かの前フリかと思ったが関係なかったな。そこが唯一惜しかった。
mitakosama

mitakosama