ヒュー

ソウのヒューのレビュー・感想・評価

ソウ(2004年製作の映画)
4.6
密室には拘束された2人の男性とひとつの死体。"ジグソウ"が仕掛けるノンストップの死のゲームに目が離せない。

これは映画好きの方々が絶賛するのも納得の面白さ。怖かったけどそれでも釘付けになってしまいました。
なんでこの2人が?てかここどこやねん!という状況から始まるが主人公たちも全く同じ状況で欺かれてばかりの103分。ラストまで目が離せない作品とはまさに本作のようなものを指す言葉ですね。少しずつ見えてきて掴めそうだが中々掴み取れない確かな真実、曖昧だからこそ死のゲームも緊張感も並みじゃない。犯人候補もコロコロ変わり一向に目星もつかないのにしつこさは少しも感じずどんどん引き込まれていくばかり。
ローレンス、アダム、タップ刑事など登場人物自体はそれほど多くないものの個性的で一人一人に隠された"何か"があって良かったです。
低予算ながらもここまで深い作品生み出したジェームズ・ワン監督と脚本家リー・ワネルには脱帽です。2人がコンビを組んだ他の作品も観てみようと思います。

初観賞故に緻密に計算されている伏線やプロットに全て気付けたとは思えないので再観賞するとまた新たな発見がありそうです。
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