たけちゃん

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々のたけちゃんのレビュー・感想・評価

3.8
そういう点が、お前の素晴らしいところだ……


クリス・コロンバス監督 2010年製作
主演ローガン・ラーマン


勝手にお知らせシリーズ「今日は何の日」
本日、7月23日は「海の日」ですね。
世の中的には"四連休"で、やっと休めると思っている方、そんな連休関係ないよ~😭、という方。僕は暦通りに休める職種なんですが、息子は祝日関係なく仕事。土曜日まで出張中……。体壊さないかと心配です😓
そんな四連休にも関わらず外出自粛要請の出ている地域もあるし、先日の豪雨で被災して、厳しい生活をしている方もいるのでしょうねぇ。
ほんと、日本、大丈夫か?と思ってしまいます。

子供が幼かった時は、「海の日」には海水浴に連れて行っていましたが、今はそんなこともなく、「海の日」っぽいことも無し。
せめて、映画で海を感じようと手にしました……
「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」


あれ?
海、どこ?
えっ、パーシー、ポセイドンの息子でしょ(笑)
ジャケットの写真は海じゃなかった……
海が舞台なのは2作目でしたか。
まぁ、いいや。
一応、海の覇者ポセイドンの息子だしね。






さて、映画です。
これは明らかにアフター・ハリーポッターの映画よね。
普通の男の子が選ばれし者だった……ってやつ。
だから、監督もクリス・コロンバス。
でもなぁ、もう少し何とかしたかったよね。
途中、すごく面白い場面もあるんだけど、中途半端なんだよねぇ。
ハリポタ並のシリーズ化を目論んだけど、ダメでしたって感じ。

キャストもシリーズを見込んで選んだらしいけど、ローガン・ラーマン君は新しいハリーにはなれませんでしたね。

監督のクリス・コロンバスは「ハリー・ポッター」シリーズの1・2作目や「ホーム・アローン」で知られるファミリー映画の巨匠。二匹目のドジョウは、いなかったって感じ。
ちょっとハリー・ポッターを期待しすぎた。
あまり盛り上がらなかったのは、否めない。

それでも、今作を児童文学として捉え、子供に見せるものとしてはいい作品。
原作者はリック・リオーダン。パーシー・ジャクソンシリーズは、現在、5作目まで出ていて、これは第1作「盗まれた雷撃」の映画化。

主人公のパーシーは、ADHDで難読症の少年な設定なんですけど、実は原作者のリックの息子が同じADHDで、難読症なんだそうです。その息子のために書いた話なので、主人公の様子が同じなんです。しかも、彼は負け犬で無能なのではなく、その力が役に立つ能力だという展開。息子を励ましたかったんでしょうね。

発達障害は、いわゆる障害ではなく、個性として捉える時代ですから、それは切り口としては良いと思います。
ただ、もう少し、それを生かした展開にしても良かったかな?



主人公のパーシー役はローガン・ラーマン。
映画がもうちょっとヒットしたらダニエル・ラドクリフのようなスターになったかも。でも、逆に、ハリーの印象が強すぎて、その後のキャリアが大変なダニエルよりも幸せなのか?
まだ、何にも染まってないね。


ブルナー先生ことケイローン役はピアース・ブロスナン
ケンタウルスの役でした~\(^o^)/
でも、もっと活躍して欲しかったなぁ。
見掛け倒しだった……


アナベス・チェイス役はアレクサンドラ・ダダリオ
いや~、可愛い~。
目がめっちゃ綺麗だよね~。
大好きよダダリオ!
アクションは苦手なのかな(ˆωˆ )フフフ…。許す!
でも、残念ながら水着はありません……。許さん!


守護者のグローバー、演じたのはブランドン・T・ジャクソン。
まだこれといって、当たり役はないけど、今作のグローバーはいい役だったなぁ。
「ナルニア国物語」に出たマカヴォイのタムナスさんを思い出すよね。マカヴォイ並に売れるといいな。


わははっ、メドューサ役はユマ・サーマン
ヘビ出す前からめっちゃメドューサ感。
メドューサのヘビの動きは、さすがに昔の特撮とは違うね。でも、あのウネウネ感がいいのにね。
今回はCGでバッチリ。


冥界の女王ペルセポネー
演じたのはロザリオ・ドーソン。
ちょっとしか出ないけど、僕は大好き!


継父ゲイブ役はジョー・パントリアーノ
やっぱり残念な役(笑)
クレジットの後も見逃したらダメよん( ¯−¯ )フッ


ゼウス役はショーン・ビーンなんだよねぇ。
カッコよかったんだけど、もっと活躍するところが観たかったなぁ。
このゼウスがトンチキで残念(笑)


ポセイドン役はケヴィン・マクキッド。
この方は知らない。ごめんちょ。


ハデス役のスティーブ・クーガンは色んな映画で見ますよね。「ナイト・ミュージアム」のオクタヴィウスとかね。





最後に、音ネタ💩ウンチクンです!
今回はサラッとね(^o^)ノ

パーシーたちがハデスの冥界を目指す旅で。
まずは分かりやす過ぎるAC/DCの「Highway To Hell」
そのまんまやないか~い!
好きだから許すけど……。


ナッシュビルに向かう車でかかるカントリーは、ドワイト・ヨーカムの「I'll Pretend」。グローバーは1番苦手なジャンルと言ってましたね。
カントリーは黒人は聴かないよなぁ……。


カジノに入った時に流れているのは、エルビス・プレスリーの「Little Less Conversation」
ラスベガスとプレスリーはベストマッチ!


ラスベガスのカジノで、ロータスのお菓子を食べたあとから流れてくるのは、レディー・ガガの「ポーカーフェイス」でしたね。これはうんちくんも要らないほどの有名曲。セックスとギャンブルの歌ですからね。






どうしても序章感が強いので、スコアも上がりませんし、もう少しワクワク出来れば、の第1作でした。
この手の作品で成功したもの、少ないねぇ。
クリス・コロンバスでもこの感じなので、改めて、ハリー・ポッターはすごい脚本だったと痛感します。
でも、続けて2作目、観よ~(ˆωˆ )フフフ…