1966年 アメリカ 監督 ジャック・スマイト
キャスト:ポール・ニューマン、ローレン・バコール
ポール・ニューマンの代表作の一つ。
「動く標的」。
邦題の魅力でイメージが膨らむ。いい題名と思う。
映画はハードボイルドらしい作品になっているが、あと一つ物足りない。アクションが古めかしいからか。しかしこればっかりはしょうがない。
自分の離婚話さえ解決できない私立探偵ハーパー(ポール・ニューマン)は友人の弁護士アルバートの依頼で、失踪した大富豪サンプスンの捜索を引き受ける。
サンプスンの失踪は色々な人物が絡んで、結構面白いストーリーになりそうだが、最終的には最初の予想通りの展開となって、やっぱりこの人が犯人というレベルのサスペンスだった。
多分この映画の影響を受けて、その後のドラマや映画に類似作が多いため、今観ると新鮮味がなくなっているのだろう。目が肥えてしまったという感じかなあ。おそらく、封切り当時観ていたら、きっと面白いと思っていただろう。
ポール・ニューマンはやっぱり独特の魅力がある。今はこの手の俳優は見当たらない気がする。やっぱり一世を風靡するだけの魅力を感じる。
#2022-234
死ぬまでに観たい映画マイベスト1000-86