コレまたトンチキホラー。ロスで多発する凶悪事件にエイリアンの乗っ取りが関わっているという話だ。
ロス市警に現れたFBIの男。刑事とFBIでコンビを組むことになる。
秘密主義のFBIに苛立つ刑事。
実はエイリアンに操られた人間の犯行で、肉体の損傷毎に入れ替わっているのでなかなか捕まえられない。
いわゆるボディスナッチャー系のホラーだが、面白いのは宇宙人に操られても人間的な欲望がそのまま暴走する点だ。
金欲しさに強盗をしたり、万引きをしたり人を殺して高級車に乗ったり、美女を追いかけたり。
コレが、宇宙人の欲望なのか、操られでいる人間の欲望なのかは特に説明されていない。
だが、人間が普遍的に持つ犯罪思考とも言える。だとしたら怖いのはやはり人間なのかもしれない。
そして犯人を追いながらFBIの男の正体がわかる。ハッキリ言って予想通りの展開だ。物語に意外性は何もない。
それでもトンチキで楽しい。B級映画の醍醐味が味わえるぞ。