Kientopp552

ミーン・ストリートのKientopp552のレビュー・感想・評価

ミーン・ストリート(1973年製作の映画)
3.0
 本作の冒頭からは、ハーヴェイ・カイテルが登場し、役柄のイタリア人らしく、教会で自問する場面が出たりしてきて、彼が主人公なのであろうと思い込んで、エンディング・ロールを見ていると、助演であると思い込んでいたロベルト・デ=ニーロの名前がH.カイテルより先に出てくるので、意外の感があるのである。そのR.デ=ニーロも、監督同様、リトル・イタリーで育ったと言う。つまり、本作は、脚本も共作しているリトル・イタリー育ちの監督が、同郷の俳優を使って1970年代初頭のリトル・イタリーを描いた、地誌的ドキュメンタリー性を持った作品であると言えるのである。
Kientopp552

Kientopp552