半兵衛

恋は緑の風の中の半兵衛のレビュー・感想・評価

恋は緑の風の中(1974年製作の映画)
3.0
青少年の性に関する悩みを真摯に取り扱った青春映画の割にはヘンテコすぎるエロ描写や母親を性的に見る目(母が水野久美ということを差し引いても)が気持ち悪くて困惑してくる、少なくともチ○カスをネタにするなんて自分が少年の頃にはやらなかったぞ。

でもキュートで未成年なのにヌードまで披露する原田美枝子やリリカルで詩情のある演出に風情があって悪くなかったし、ラストの終わらせ方も味があってそれなりに良い作品を鑑賞したような気分にもやもやを残しつつもさせてくれる。

当時アイドル的な人気があったという佐藤佑介が主演をつとめているが、演技が上手い役者さんが多数出演しているためイケメンっぷりより棒読みな大根演技のほうが目立つ羽目になりちょっと可哀想。

それと三田佳子の先生が性教育を照れながら教えていく場面に恥ずかしながら倒錯したエロスを感じてしまった。
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