ひらさま

恋は緑の風の中のひらさまのレビュー・感想・評価

恋は緑の風の中(1974年製作の映画)
3.0
当時すでに大ベテランの域にあった家城巳代治監督が、孫みたいな素人役者を集めて撮った青春…とゆーか、性春?映画
キワドイ単語がストレートにポンポンと飛び交う
スーパーマンの子供…(//∇//)
出てくるのはヤンキーとか、そんなんじゃなくて、ごく普通のティーンエイジャー
とくに男の子たちは頭の中の9割方をアレ!が占めてる状態、うんうんわかる(笑)
しかもオッパイとか、バンバン露出する
ニヤニヤしながら観てりゃいーのかも知らんけど、
ちょっと待て!
問題はティーンエイジャーを実際のティーンエイジャーが演じている事
良く考えたらティーンエイジャーのオッパイ出したらダメじゃん!
70年代だから許された、いや、気にもしなかった、その頃は
まっ、「小さな恋のメロディ」を別の側面から撮ったら、こんな話になるのかも
主役の佐藤祐介は今でも十分通用する超美形アイドル顔…なのに、両親の前で全裸になって「おとーさんと僕とどっちがデカい?」とか「おかーさんはおとーさんがデカくなったの見た事ある?」とか、無邪気にトンデモない事言ってるし、16歳だった原田美枝子は脱ぎっぷりと発育が良すぎるし
主役に限らず演技(と呼べるのか?)は学芸会レベル
周りはプロが固めます
とくに福田豊士の父親は親子の会話シーンでは、棒読みの佐藤祐介のセリフやぎこちない挙動?を巧みに受け流しながら、どちらも浮く事なく上手にまとめてる
一方母親役の水野久美は、どちらかとゆーとケバい印象しかなかった(X星人とか)ので、本作での普通のメイク、普通?のおかーさんぶりは新鮮
とは言え当時女盛りの30代、艶かしくも美しく、しかも近親相姦まがいのシーンもあり、こんなおかーさんはちょっと危ない(笑)
三田佳子先生の性教育授業もあります
アリスの主題歌も懐かしい
尚、唐突に終わります