アキラナウェイ

スピードのアキラナウェイのレビュー・感想・評価

スピード(1994年製作の映画)
5.0
我が人生のアクション映画部門No.1は間違いなくこれ。もう何回観たやら。

高校生の頃、英語の授業で好きな映画の台詞の書き取りの宿題が出た時に選んだのもこれ。

Pop quiz, hotshot.
〜中略〜
What do you do?
What do you do?

爆弾魔ハワード(デニス・ホッパー)が
「クイズの時間だ」と始め、口上を述べた後「さぁ、どうする?」と迫る一連の決め台詞は、劇中何度も登場。

彼が路線バスに仕掛けたのは、速度が時速50マイル(約80km)を下回ると爆発する爆弾。そこに乗り合わせたアニー(サンドラ・ブロック)と乗客を救い出そうとするロス市警SWAT隊員ジャック(キアヌ・リーブス)の手に汗握るアクション活劇。

もう、キアヌを一目見た時に、誰だこのカッコいい人は!?とひっくり返った。アジアの血を引く、坊主頭のクールなナイスガイに心底惚れた。劇中ジャックの腕に光るG-SHOCKのDW-5600C-1Vモデルも勿論買った。

当時、アクション映画と言えばシュワちゃんとスタローンの独壇場だったのを、新たな風を吹き込んだのは間違いなくキアヌ。

そしてサンドラ・ブロック演じるアニーの、全ての仕草と台詞が堪らなくキュート。

警察に恨みを持つ爆弾魔を嬉々として演じたデニス・ホッパーも、ジャックの相棒ハリー役のジェフ・ダニエルズも、皆んな好き。

エレベーター→バス→地下鉄と乗り物(舞台)を変えながら、緊張感とスピード感は常にクライマックス。テーマソングがまた良いのよ。

ジャックの銃の構え方が好き。
ジャックの階段の駆け下り方も好き。
SWAT部隊のベストが好き。
しつこいナンパ野郎から逃げる為に、座席にガムが付いていたと嘘をつくアニーが好き。
ベビーカーを轢いてしまって、「Oh,my god!!」を連呼するアニーが好き。
「極限の状況下で結ばれた男女は続かない」と言いながら恋に落ちていく2人が好き。

何もかもが好き。

でも、キアヌが降板し、スピード感のない船が舞台となり、小室哲哉がテーマソングをアレンジした「スピード2」は大嫌い。

監督はどちらもヤン・デ・ボンなのに。
ヤン・デ・ボン、どうした!?