適当なタイトルなのかと思ったらほんとにフランケンシュタイン(怪物ではなく博士のほう)の幽霊っていうか幻覚みたいなのがちょっとだけ出てくる。
またも生きていたイゴール。前作のフランケンシュタインの息子は長男だった! ってことで今回は次男が主人公。そして怪物役がロンチェイニージュニアに交代。カーロフのひょろっとした感じとげっそりした顔のほうがかっこいいけどチェイニージュニアのほうがゴツいからみんなの漠然とイメージするフランケンって感じはある。
もはやフランケンシュタインの怪物が正義ゴジラみたいな、いやガメラみたいな子供の味方っぽい感じになってる。自ら落雷を受けに行ってパワー復活!っていう『ゴジラ対メカゴジラ』のゴジラみたいな普通にかっこいいシーンまである。と思ったら幼女の脳を自分に移植しろと要望したり、やっぱり何考えてるかわからない(というか何も考えてないかもしれない的な)ゾッとさせる怖さもちゃんとある。
イゴールが怪物に自分の脳を移植して、文字通り合体しようと企むという悪趣味BL感極まれり的展開は後のハマープロのフランケンシュタインシリーズが2作目以降で擦りまくるプロットを思わせるけど、フランケンシュタイン博士が固定主人公で実験の犠牲者が毎回異なるハマーのシリーズと違って怪物のキャラクターこそが固定されてるこのシリーズでイゴールと合体は大胆な展開。