シネラー

オーシャンズ11のシネラーのレビュー・感想・評価

オーシャンズ11(2001年製作の映画)
3.0
11人の犯罪集団が
ラスベガスの金庫破りに挑む、
軽快なクライムムービー。
初鑑賞の率直な感想としては、
物語自体は面白いが
人物描写に不満が残る作品だった。

それぞれの犯罪エキスパートが
金庫破りをするという
シンプルな物語なのだが、
その面々の何人かは何のプロなのか
分かりにくく感じられた。
序盤にオーシャンが仲間集めをする
展開でそのキャラクター説明もあるが、
活発に動きのある人物以外の
印象は最後まで残らなかった。
オーシャンとその元妻テス
の恋愛描写もテスの性格が掴めず、
最後の結末に至るのは
薄っぺらいと思えた。

しかし、作戦を決行していく
面々の手口は面白味があり、
最後の盗み手口の
どんでん返しは爽快感もあって
素晴らしかった。
盗みを終えたオーシャンズの面々が、
ラスベガスの噴水を背景に
散り散りになっていく場面は美しく、
艶やかな情景だった。
そして、ジョージ・クルーニーに
ブラッド・ピットをはじめとする
豪華キャストは凄いと思う。
そして、格好良かった。

人物描写は不満だったが、
11人全員を丁寧に紹介しては冗長
になってしまうので仕方ない
部分ではあると思う。
気軽に楽しめる泥棒映画であり、
スカッとする内容で良かった。
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