すぽんじ

紙屋悦子の青春のすぽんじのレビュー・感想・評価

紙屋悦子の青春(2006年製作の映画)
3.7
【もっと】3部作くらいあっても観たい空気感【くれ】
冒頭、病院の屋上にあるベンチに老夫婦。
導入に13分もかけるとは丁寧だなぁ。
そして話は昭和20年@鹿児島へ
兄夫婦演じる小林薫と本庄まなみ(登場時の方言にずっこけたけど最終的にそれが癖になったというw)のコントみたいな掛け合いが面白い。そこも丁寧に描く。
続いて悦子の見合いの場面へ。
ここも凄い丁寧。だけどめちゃくちゃ面白い。弁当箱の件やばいw

で、てっきり悲喜交々一生分やると思ってたから
( ᐤᗄᐤ)ᐤᐝ「このペースで大丈夫⁈まさか2部作か3部作じゃないよね⁈」って要らん心配をした訳で…
したら。サクッと終わったーーー!
そっか、タイトルに青春ってあるもんね!
このまま一生分観たかった(というか観れると思っていたw)けど!!
いや〜、でも良かった。
戦争を描きながらも、そこにある人の楽しかった日常にスポットライトが当たってるの好きだなぁ。
『この世界の片隅に』を観て以来、ほんとにそう思うようになった。
当たり前な日常こそ幸せなんだ。

2020/04/27GYAO無料配信