おばけシューター

罵詈雑言のおばけシューターのレビュー・感想・評価

罵詈雑言(1996年製作の映画)
2.5
胎児みたいな姿勢で、便槽の中にぎっちぎちの状態で遺体が発見された女性教員宅便槽内死亡事件が元ネタらしい。あの図は確かにインパクトあった。こんな死に方、嫌すぎる。

結局結論も解決もはっきりしないまま、ただ闇だけを見せられて終わっていく本作ですが、肝心の実際の事件は「女性教員のストーカーだった死亡者が覗き見目的で入り込んで出られずに凍死した」という見解があり、実際そうだろうなと言う感じがします。深いのは闇じゃなくて業だった。映画でそこまで明らかになってたら面白かった

本作はドキュメンタリー形式で、ストーリー性のあったザザンボと比べると見せ場もなく退屈で、もやもやする終わり方も含めて全然面白くなかった。これであのポスターの触れ込みしたんじゃあ金返せコールもやむ無しというか。。

ところで監督は福島県いわき市出身だそうですが、前作に引き続き地元の闇を暴こうとする彼の幼少期に何があったのか、もはやそっちの方が気になる次第です。