19世紀フランス貴族世界の一端を美術面にこだわって見せてくれた。
ジェレミー・アイアンズの恋に狂ったブルジョワ演技がうまくて、退屈しそうな話なのに結局みてしまった。
けれど、恋狂いもストーカーみた…
プルーストの大長編のほんの一部を掬い取って映画化したもの。家具調度やメイクはもとより、「あの曲」や「カトレヤ」に拘ったりするところがプルーストの小説の雰囲気がよく出ていると思いました。大変に美しい映…
>>続きを読む【19世紀末フランス社交界の再現】
BS録画にて。
昔、ロードショウで見て以来、約35年ぶりの鑑賞でした。
プルーストの有名な大長編小説『失われた時を求めて』の第一巻を映画化したもの。
私は原作…
『スワンの恋』Un amour de Swann (1984)
「僕は人生を愛し芸術的を愛した。今は昔の感情が貴重なものに思える。コレクションと同じだ。陳列ケースの様に自分の心を開ける。愛情を持っ…
言わずと知れたプルースト作品の映画化。
舞台・衣装・美術がとにかく素晴らしいです。
これを観るだけでも価値あり。
主演のジェレミー・アイアンズも適役。
そして純粋で猥雑な恋愛模様が、文学的苦悩ととも…
based on the novel
《À la recherche du temps perdu》
Ⅲ:Du côté de chez Swann(1913)
by Marcel Proust(1…
ストーリー自体は正直ちんぷんかんぷんだし、原作にチャレンジする気も毛頭ないのだが、とにかくジェレミー・アイアンズのフェロモンがただごとではない。19世紀フランスの上流社会、もちろん女優陣のドレスも素…
>>続きを読む高級娼婦との恋に溺れるスワンにスポットが当たった作品。オデッドの気持ちが分かる表現が少なくてスワンが苦悩する気持ちが良く分かる。コルセットにレースの下着姿のオデッドがエロティックでとても美しかった。…
>>続きを読む小説を映画に移し替える、その作業を教科書通りにやったような映画。全ての画面が印象派のような光に包まれ、おぼろげな輪郭が全ては記憶の中の出来事であることを物語る。記憶の中にもさらにその時思い出していた…
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