MegmiTanak

スワンの恋のMegmiTanakのレビュー・感想・評価

スワンの恋(1983年製作の映画)
3.7
恋とは、結局は幻想と執着なのかもしれない。スワンも心の底からオデットを愛していたというより、また肉欲というよりむしろ、ボッティチェリの版画の中の美女を連想させるオデットの実体を通したアートへの崇拝や憧れではないのか。対象は何だってよい、簡単に手に入らないからこそ欲しくなる、プライドの固辞や執着に思えてきた。いやしかし、これこそがいわゆる恋愛というものの真意なのか…?
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