kkkのk太郎

エクスペンダブルズ2のkkkのk太郎のネタバレレビュー・内容・結末

エクスペンダブルズ2(2012年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

’10年代に颯爽と現れた80'sアクション大作『エクスペンダブルズ』シリーズの第2作。

前作の暴走によりCIAに目をつけられてしまったエクスペンダブルズ。落とし前をつけるために、東欧に墜落した輸送機に積まれているデータの回収を請け負うが、そこに武装集団を率いたヴィランという男が現れる。エクスペンダブルズの新たな戦いが始まる。

出演は…
シルベスター・スタローン…バーニー・ロス。
ジェイソン・ステイサム…リー・クリスマス。
ジェット・リー…イン・ヤン。
チャーチ…ブルース・ウィリス。
トレンチ…アーノルド・シュワルツェネッガー。
など、お馴染みのメンツが続投している。

なお、前作では監督も務めていたスタローンだが、本作では監督を降板し、主演と脚本(この映画に脚本なんて必要なのか?)を担当している。

前作で不満だったポイントをほぼ完全にカバーしている、お手本のようなパート2!

・悪役がショボい!👎→ジャン=クロード・ヴァン・ダム連れてきてやったゼ!👍
・シュワちゃんとブルース・ウィリスの出番少な過ぎ!👎→「アイル・ビー・バック」「イピカイエー」ダダダダダッ💥💥💥🔫
・女性のアクションシーンがないじゃ無いのっ!女性差別だわっ!👎→ジェット・リーをポイして、アジア人の女の子連れてきたゼ!(これに関しては評価が別れるところだろうけど、ジェット・リーの出番が少ないのは病気のせいだと思うので仕方ないかな、と思う。)
・ドンパチドンパチやってばっかりで、教育的に良くない!戦争賛美だ!👎→アフガン派遣への批判的メッセージ入れておいたゼ!👍
・若いイケメンがいないじゃ無いのっ!👎→クリス・ヘムズワースの弟を連れてきてやったゼ!👍(すぐ殺すけど。)
・スタローンやステイサムの格闘シーンが少な過ぎるっ!👎→ご希望通り、タイマン・シーンを用意してやったゼ!
・アメリカの主な死因第2位のあの男がいないじゃないか!👎→「俺を噛んだガラガラヘビは、5日間苦しんだ挙句死んだ」

うん、完璧ですね。『エクスペンダブルズ2』は要求に全て答えてみせました。
脚本がテキトーすぎる?そんなの関係ねぇ!
死亡フラグがチャチすぎる?そんなの関係ねぇ!
いくらなんでもメタネタが多すぎる?そんなの関係ねぇ!

スタローンもステイサムもドルフ・ラングレンも前作よりもイキイキしている。それだけで(このジャンルの映画としては)満点💯!

ジャンジャンジャジャン、ジャン=クロードの身体のキレも絶妙!ヴァンダボー!
今となっては半笑いで語られることも多くなってしまった俳優ですが、この存在感は本物のスターにしか出せない!正直見直した。
ビリー・ザ・キッド(なんて名前だ💦)を殺すシーンで、わざわざ名刺代わりの後ろ回し蹴りを披露してくれるなんて、うーん、ヴァン・ダム💕
しかし、名前がヴィランって…😅もはやギャグだよ、これは。

何より、アクションの見易さが格段にアップ!
アクション・シーンのわかりづらさが前作のウィーク・ポイントだったが、それを見事にクリアーしてみせてくれましたね!素晴らしい👏

前作最高の見せ場「死の飛行」を、今作でもちゃんとやってくれているのもgood👍
しかも、それを冒頭に持ってくるんですから痺れましたねぇ〜😆

ステイサムの格闘シーンはキレッキレだった。僧服に身を包んだステイサムのアクションは、もはや芸術と言っても差し支えないだろう。
マゾヒズム全開のスタローンvsヴァン・ダムも良かった!紐状のもので首を絞められてピンチに陥るというのは、もはやお約束。
ドルフ・ラングレン演じるガンナーも、コメディ・リリーフとしての本領発揮と言った感じで良かった。前作では微妙な扱いのキャラだったもんな〜😅

バカバカしさ120%増量といった感じで、観る人を選ぶ作品ではあるが、これを楽しめないという人はそもそもこの映画観ないよなぁ。
歴史に残る80'sアクション映画!終始ニヤニヤしながら観てました♪

男も女も関係ねぇ!これは漢の義務教育!
仲間の無念を晴らすため、「リヴェンジャーズ」がアッセンブル!
地面を濡らす血飛沫で、咲かせてみせます彼岸花。
所詮オレたちゃ消耗品。止めるオンナも居やしない。
明日をも知れぬ我が身だと、わかっちゃいるが辞められねぇ。
止まることなど露知らぬ、我らが進むは修羅の道。地獄に通じる修羅の道。
任侠浪花節でござい。べべん。
kkkのk太郎

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