こちらも敬遠しがち…というか初めてのサイレント映画。チャレンジは続きます。この勢いを逃すと万博の頃まで放置しそうだったので、観ました。
うーむ。なるほど。おもしろかった。
『ラ・ラ・ランド』と物語の流れが少し似ているかな。
ーーーー📽️⭐️🎩🐶🎬⏳ーーーー
時代の移り変わりを描く。
サイレントからトーキーの時代へ。
この辺りの歴史には疎くてよく分からないが、それによって、忘れ去られていく人と、転機が訪れる人。
光と影
サイレント映画のスター⭐️である、ジョージ・ヴァレンティン。彼は一世を風靡した。世界は彼のものに見えた。名声と富を得た。
彼はペピー・ミラーという新進女優とひょんなことから出会い、彼女はみるみるスターダムに。それには彼も大満足だ。
しかし、時代の変化が忍び寄る。
技術は進歩し、トーキー(有声映画)の時代が訪れた。その変化に対応出来ないヴァレンティン。一方で、大衆は女優ペピーを、トーキー映画を求める。
人類の欲望や夢に技術が追いついた時に、時代って変わっていくものなのだろう。
過去に固執し、頑なに変化を受け入れないヴァレンティン。そうして、時代は彼を置き去りに。
果たして、彼は変われるのか。
演出や美術に工夫が凝らされていて、確かにあった時代と伝統を尊重する作りになっていて、興味深い作品だった。
ペピーを演じた女優さん、アスガー・ファルハディの『ある過去の行方』の人だ。“つけぼくろ”がよく似合っていたし、20年代、30年代の衣装も似合っていたな。
もちろん、ジョージを演じたジャン・デュジャルダンも良かった。ほんとにあの時代の俳優さんみたい。
あの“BANG!”は、そっちのバン!やったんか…ホッとした。
あと、隠れた名優🐶にも注目です。
隠れてないか。