パン

アーティストのパンのレビュー・感想・評価

アーティスト(2011年製作の映画)
4.0
超お洒落映画。
2010年の作品なのにサイレント映画風に作られた作品だ。 
監督は"あの日を声を探して"で有名なミシェル・アザナヴィシウス。
この映画はフィンチャー監督のマンクに少し似てるんだけどあれよりも好きだな。

映画って俳優の声がなくてもこんなに面白いものなんだよな。
サイレント映画に全然興味がない人も是非一度観て欲しい。 

サイレント映画からセリフのあるトーキー映画に時代の移り変わり…
世間じゃ世界恐慌の時期だけど、テクノロジーだけはどんどん発展していくよね。貧困に苦しむ民衆を置き去りにするかのように。

ちなみに日本の映画は1930年代でも普通に弁士さんがいてサイレント映画続いてた。
アメリカは現代映画の原型でもある音声入りのカラー映画を既に1930年代には完成させていたのだからその技術力に驚くよなあ。
風と共に去りぬなんかは39年の作品。

本作のジョージとペピーの関係、ライバルのようでもありながら陰で相手を支えるって凄い優しい関係だよね。
あと犬が賢すぎる。主人のピンチに警察を呼ぶ犬w
パン

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