ユウサク

女性の勝利のユウサクのレビュー・感想・評価

女性の勝利(1946年製作の映画)
4.3
35mm上映。たぶん補修してないもの。
映像はともかく音だけはどうにかしてもらわないと字幕が出ない邦画では理解が追いつかないうえ「サー」というノイズ鳴りっぱなしで集中力が削がれる。

内容に関してはここまで主張が剥き出しで表現されるとその歪さを評価せざるを得ない。「人形のような女でいることをやめます」の手紙最高。
「女は家庭にいればいい」「女は母性だけあればいい」とのたまうミソジニーを煮詰めたようなあのクソ検事。こいつはまだ日本に「いる」。しかも国の中枢に。叩きのめさなければならない。

裁判長「まだ続きますか?」
ひろ子「まだ終わってません!」
裁判長「それでは一旦休憩」

で国立映画アーカイブに集まったクソジジイどもがグフグフ笑いやがって「笑うな!!!」と絶叫するところだった。お前らはあの検事側だとわかってるのか?

杉原芳子(杉原よ志)の編集は極力カットを割らない、ここぞというところで顔のアップくらいしか特徴がわからなかった。
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