上海十月

華の乱の上海十月のレビュー・感想・評価

華の乱(1988年製作の映画)
2.0
関東大震災100年なんで再鑑賞というわけでもありませんが。深作と優作が組む映画で文芸映画?と言う事で期待もせず見ていると、吉永小百合とのラブシーンは、「火宅の人」と同じバックに炎が!企画が岡田裕介なんで吉永小百合かぁ。松坂慶子にしたかったろうに。伊藤野枝の石田えりだけはハマってる。モブシーンや大震災のシーンだけ深作な作品。深作は、元々ロマンチストなんでヤクザを嫌悪しているからこそ実録が撮れた気がする。いよいよ文芸映画を撮れる状態になると想いが強すぎるのか全く良いとも言えない凡庸な作品に。みんな怒鳴っていて自分の事しか言わない。松田優作は、この後「ブラックレイン」で40歳で亡くなる。なんとも早い。
上海十月

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