健一

華の乱の健一のレビュー・感想・評価

華の乱(1988年製作の映画)
3.0
遠い昔、地上波にて鑑賞。
今回新たにDVD📀にて再鑑賞。

女性解放のために生きた女流作家 与謝野晶子 の半生を 大正時代華やかに彩った名士達の人生模様を豪華俳優陣で描いた文芸ドラマ。
激しい情熱と希望に満ちた 与謝野晶子 は歌の師匠でもある 寛 のもとへ嫁ぐ。
月日は経ち夫はうつ病 晶子は11人の子供の母となり家事と仕事に追われる日々。
そんなある日 晶子は作家の 有島武郎 と出会い惹かれていくのだった。

深作欣二らしさを殆ど感じない作品。
本作に特別出演している 松坂慶子 演じる大女優の大袈裟な立ち回りのみ なんとなく深作欣二っぽさを感じる程度。
139分間。つまらなくは無いがイマイチ乗れない。何故なのか鑑賞途中で気づいた!
与謝野晶子に興味がないからだ。

本作に出演している松田優作は この後「ブラックレイン」に出演し その後 帰らぬ人となってしまった。
この作品の撮影中から相当具合が悪かったらしい。
そんな想いで鑑賞すると観ていて痛々しいシーンもある。苦しかっただろうに。

本作で吉永小百合さんの濡れ場のシーンを恐らく初めて観た。
イメージが無いだけにちょっとビックリしたが、昔はやってたんですね。でもあんまり濡れ場の演技は上手く無いです。

キャストは恐ろしく豪華!
次から次へと有名俳優さんがどんどん出てくるので そこは観ていて楽しいのだが 鑑賞後 作品としてはあまり印象が残らない。
このところ 古い日本映画を立て続けに観ているが、明治 大正時代を描いている作品はどうも私には肌に合わないようです。😞


ちなみに
鑑賞後、特典映像の劇場版予告編を観たのだが、本作の公開日は1988年10月1日。
そして鑑賞している本日も10月1日。
全然関係ないのだが、
『意味のない偶然』が何故かうれしい😃。



TSUTAYA JR新宿店にてレンタル
😷コロナパンデミック中に鑑賞😷
健一

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