青二歳

ゾラの生涯の青二歳のネタバレレビュー・内容・結末

ゾラの生涯(1937年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

すごい面白い(別の意味で)。ゾラの生涯と言いながら半分は"ドレフェス事件"の冤罪法廷モノ。で…彼がユダヤ人であることに一切触れない上に当時フランスで沸き立ったユダヤ排斥論もスルー。シオニズムに大きな影響を与えたのに全力のスルー。
なんだろう…大きな力が働くのかしら…30年代といえば反ユダヤの機運高まるころ。1937年上映ですから親ユダヤ作品としてヨーロッパに輸出したのかもしれません。

ユダヤに触れずにどう事件を描いているかというと、ドレフェスは暗愚な軍隊の内輪揉めの哀れなスケープゴート程度の扱いです。違うでしょ…フランス中で湧き上がったユダヤ排斥の世論と、それを後押しした新聞各社のメディア描かないでどうすんのと思う。
これもiPhoneの下書き消えたのでテンション低めレビュー。えーと、あゾラが可愛かったです。売れないヒモ時代も売れてからロブスター抱えてニッカリ笑う所も。あと他の実在の芸術家もチラチラ(忘れた)。
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