原題は「crossfire」、映画はこの単語の意味をリアルで悲しく強化した。この映画は人と人がcrossfireざるを得ず、このような結びが共に時間を構成することを語った。そして理念のcrossfi…
>>続きを読む20231012-243
1945年第二次大戦終結直後、ワシントンD.C.
原題:Crossfire
原作:リチャード・ブルックス『The Brick Foxhole』(1945年)
監督:エドワー…
硬派な良作。
後半憎悪の歴史について警部が長々と話すシーンなど、少し長く感じたが、あの台詞こそテーマ的に重要であることも頷ける。いや、にしても前半がめちゃくちゃ面白かった割に、後半の25分間くらいが…
✨グロリア・グレアム✨
冒頭の事件を人物を映さずに影を上手く使った手法で描き、その後の捜査の中で、何が起きたのかが犯人捜しをしながら見えてくるという仕掛けになっている。
会話の連続で核心に迫っていく…
【第20回アカデミー賞 作品賞他全5部門ノミネート】
第2回カンヌ映画祭で社会的映画賞を受賞、アカデミー賞では作品賞など5部門にノミネートされた。同年の『紳士協定』と同じくユダヤ人差別をテーマにして…
戦争が終わり、復員兵が溢れる街でユダヤ人が殺される。一緒にいて行方の分からないミッチ(ジョージ・クーパー)が容疑者になり、警部フィンレイ(ロバート・ヤング)は関係するモンゴメリー(ロバート・ライアン…
>>続きを読むヘイトクライムの顛末を描いたノワール。
本作におけるスケープゴートはユダヤ系の人々だが、憎悪の対象がいかようにも変遷することが、脚本の中で言及されている。
影の格闘に始まり、随所で照明に考慮したクー…