シネマスナイパーF

モンスターズ・インクのシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

モンスターズ・インク(2001年製作の映画)
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ユニバーシティの余韻冷めやらぬまま、我慢できなくなり久しぶりに観賞しました

何度も何度も観た作品ですし、完全に覚えていたシーンも多かったです

こんなによくできていたとは


いらない場所がないというか
スムーズすぎる話運びに、気の利いたユーモアが挟み込まれ、息のつく暇がない展開が続き、最後にはしっかり泣かせる
最後にマイクがしたイイ仕事には号泣必至ですよ
いやぁ…こんな素晴らしかったのか


そりゃどうかしてる世界設定ですしノレない人はノレないのかもしれませんが、超面白いのでそんなの関係ねぇような

まだ完成していないニモを匂わせるクマノミのオモチャが出てきていたり、気づかねえよと思うようなところまで細かい小ネタが映しこまれているので最早余裕すら感じる

後味もいいですよね
完全にモブキャラのアイツでさえ、社長にディスられていたけど最後は自分の能力を発揮することができるようになるというフォローがついているこの気の利きようよ


まあ正直あれってとこもなかったわけではないですよ
和室に繋がる扉は襖だろうしそうなると和室に繋がる「ドア」なんて存在しないんじゃねえのというツッコミは野暮ですかね
でもやっぱりそんなの関係ねぇよ面白いんだから

NG集も正直世界観をぶっ壊すものではあるので一概に褒められたものかどうかは分かれるでしょうが僕はありバージョンを繰り返し繰り返し見てきたため当然支持


今こんなこと言ってしまうとなんとも変ではありますが、前日譚、作ってよかったのではないでしょうかね
マイクとサリーの結束感とか、ランドールの捻くれ者感とか
彼等はあんなことがあって今こうなのねと感慨深く見直すことができました
作品単体の感想としては余計ですが


流石ピクサーでした
思い出ではなく、現在進行で大好きな映画になりましたよ
流石にスコアは思い出補正かかってますが