映画漬廃人伊波興一

さよならをもう一度の映画漬廃人伊波興一のレビュー・感想・評価

さよならをもう一度(1961年製作の映画)
3.4
あの異様な『将軍たちの夜』の監督作品というだけでも興味津々。
この映画作家が有名なサガンの小説を基に、いちど結婚に失敗した女性の自意識をどのように画面に定着させるのか。
年上の恋人イプ・モンタンと15も年下の青年アンソニー・パーキンスの間を右往左往する主人公がイングリッド・バーグマンという配役だけでも刺激的。

アナトール・リトヴァク
『さよならをもう一度』

針ほどの痴話喧嘩も塔くらいの事件に思えてくる所に、バーグマンの力を感じます。