ぬまち

テレマークの要塞のぬまちのレビュー・感想・評価

テレマークの要塞(1965年製作の映画)
4.0
同じ要塞でもナバロンや荒鷲と比べると地味な作品。ナチの重水工場の巨大感は素晴らしいが、クライマックスは重水工場ではなくフェリー上で展開されるという尻すぼみ感。ひたすら地味な作戦行動が描かれて全編盛り上がりに欠ける。

それでもこの作品が忘れがたいのは、シネスコの画面いっぱいに広がるノルウェーの雄大な景色、本物の88ミリ砲の発砲シーンなど、部分的に見るべき点が多いからだ。特に、増援の英兵50名を乗せた輸送機が墜落する場面を引きで捉えた画は絶望感マックスで素晴らしかった。

敵の真っ只中でも、元嫁と一発やるカーク・ダグラス、とても科学者の役には見えませんでした。
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