邦画ファムファタールの代表的傑作と言っていいし80s後期の空気感が閉じ込められてて正直たまらない、まだ胸が締め付けられている…脚本は荒井晴彦で彫刻家の感じとかあいも変わらずキモ〜な部分があるけども仙元の北海道らしさを捉えた撮影と澤井監督の見事な演出が絡み合い若き河合美智子×野村宏伸のボーイミーツガール映画としても大変素晴らしい。久石譲が音楽やってるだけで実写版ジブリにしかみえなくなる…青年アダルトver「海がきこえる」みたいなニュアンス、マイペースの「東京」がかかるカモメ岬のシーンも良き。宮下順子山口美也子江沢萌子と脇を固めるピンク女優に石田純一や麿赤兒まで。マイベストコミックすぎて避けていたが「めぞん一刻」今年こそ観なくては…撮影助手に柳島克己。