恋人が難病、という映画が現代でも大量に創られているけれど、ここまでずしんとくるものはなかなかない。白黒だからなのか、原爆が題材だからなのか、結末のせいなのか。恋人の死を乗りこえて笑って日々を生きてい…
>>続きを読む前半は純愛路線。ノーヘル、土砂降りでのバイクデートが危険すぎる。二人の愛の確かめ方がなんかイラつく(笑)
後半は一転、原爆症の重い話。私はてっきり小百合様が病気になるのかと。しかし、小百合様はやっぱ…
最初はいつもの日活青春映画なのに発病してからがらりと重くつらくなる。日常を奪い取られる病の恐ろしさを感じる。
ラストの衝撃から、最後にクレジットが流れるのが良かった。
渡哲也さんの役、本当は浜田光…
前半はいかにも日活らしいザ純情劇だけど、蔵原演出のおかげで単なる絵空事になっていない。
蔵原作品では登場人物の昂りに合わせて汽車を使う演出をよく見るが、その中でも出色。
後半はひたすら重々しいが、…
「時雨の記」の原点 蔵原惟繕「愛と死の記録」
澤井信一郎の傑作「時雨の記」の原点と言っても差し支えない佳作だと思います。
ワタシの世代には蔵原惟義は「キタキツネ物語」や「南極物語」など大味なだけの…
被曝と男女の恋愛の葛藤を描いた作品。
典型的な物語の構成。
完全に『愛と死をみつめて』のパロディー
パロディーを同じ主演を使ってやるあたり。
ロケは広島でやってて原爆ドームとか、平和記念公園とか…
おもにロングや俯瞰で広島の街と渡哲也と吉永小百合をほぼノーライトで捉える姫田真佐久の撮影がリアルで本当にすばらしい。吉永が原価でレコードを買ってあげている隣の部屋のお姉さん芦川いづみはほんのわずかな…
>>続きを読む日活